頼少(読み)たのみすくない

精選版 日本国語大辞典 「頼少」の意味・読み・例文・類語

たのみ‐すくな・い【頼少】

〘形口〙 たのみすくな・し 〘形ク〙 (「たのみずくない」とも) たよりになるものがあまりなくて心細い。おぼつかない。また、先行きが短い。生きられそうもない。
源氏(1001‐14頃)行幸「今年となりては、たのみすくなきやうにおぼえ侍れば」
※苔の衣(1271頃)一「日をへつつよわり給へば、たのみすくなきを」
たのみすくな‐げ
〘形動〙

たより‐すくな・い【頼少】

〘形口〙 たよりすくな・し 〘形ク〙 (「たよりずくない」とも) 心細い。すがるものが少ししかない。
浮世草子好色五人女(1686)三「さまさまに養生すれども、次第にたよりすくなく脉もしづみて、今に極まりける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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