食道外因性圧迫による狭窄

内科学 第10版 の解説

食道外因性圧迫による狭窄(先天性食道疾患)

(4)食道外因性圧迫による狭窄
 最も多いのは右鎖骨下動脈起始異常による動脈性の圧迫による狭窄で,嚥下障害,嘔吐などを伴うことがある.成人になり動脈硬化が進むことで症状が明らかになることもある.食道造影にて上部食道に後方からの拍動性の圧迫像が認められる.鎖骨下動脈の離断術が行われる.[前田貢作]
■文献
Gross RE: Surgery of Infancy and Childhood, WB Saunders, Philadelphia, 1953.
Maeda K, et al: Circular myectomy for the treatment of congenital esophageal stenosis due to tracheobronchial remnant. J Pediatr Surg, 49: 65-67, 2004.
日本小児外科学会学術・先進医療検討委員会:我が国の新生児外科の現況—2008年新生児外科全国集計—.日小外会誌,46:101-114, 2010.
Spitz Ll: Esophageal atresia: past, present, and future. J Pediatr Surg, 31: 19-25, 1996.

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

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