飲過(読み)のみすぎ

精選版 日本国語大辞典 「飲過」の意味・読み・例文・類語

のみ‐すぎ【飲過】

〘名〙 酒などを度を越して飲むこと。また、その状態
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉下「飲過(ノミス)ぎから舌を辷(すべ)らして、ちくと癪(しゃく)を言ふと」

のみ‐すぐ・す【飲過】

〘他サ四〙 度を越して飲む。定量以上に飲む。のみすごす。のみすぎる。
評判記色道大鏡(1678)一「大酒など呑過(ノミスグ)し、えもいはぬ躰を人に見せて」

のみ‐すご・す【飲過】

〘他サ五(四)〙 =のみすぐす(飲過)
※両足院本山谷抄(1500頃)七「清(すん)だ好酒を飲すごすを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android