餉・乾飯(読み)かれいい

精選版 日本国語大辞典 「餉・乾飯」の意味・読み・例文・類語

かれ‐いい ‥いひ【餉・乾飯】

〘名〙 炊いた飯を乾燥させた、携帯用食糧。湯や水でもどして食べる。転じて広く、旅行に持っていく携帯用食糧。かれい。ほしいい。
書紀(720)允恭七年一二月朔(北野本訓)「糒(カレイヒ)を裀(きぬ)の中に裹みて坂田に到(まう)づ」
伊勢物語(10C前)九「木の蔭に下りゐて、かれいひ食ひけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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