精選版 日本国語大辞典 「饑」の意味・読み・例文・類語
ひ‐だる・い【饑】
〘形口〙 ひだる・し 〘形ク〙
① 空腹である。飢えてひもじい。
※古今著聞集(1254)一二「この一両日食物(じきもの)絶えて、術(せん)なくひだるく候ままに」
※雑俳・柳多留‐七(1772)「あの後家はひだるかろうとおろか也」
③ からだが疲れて、力がはいらない。だるい。
[語誌]中世末頃に、このヒダルシの語頭音ヒにモジを添えた女房詞ヒモジが生じる。それに応じて、ヒダルシの方は次第に男性語的性格を強めていったことが考えられる。→「ひもじい」の語誌。
ひだるが・る
〘自ラ四〙
ひだる‐げ
〘形動〙
ひだる‐さ
〘名〙
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