馬に乗るまで牛に乗れ(読み)うまにのるまでうしにのれ

精選版 日本国語大辞典 「馬に乗るまで牛に乗れ」の意味・読み・例文・類語

うま【馬】 に 乗(の)るまで牛(うし)に乗(の)

  1. ( 速い馬に乗る前にのろい牛に乗って慣れる必要があるの意から ) 高い地位につくには、その前に低い地位にあって努めなくてはならない。また、出世には段階がある、の意にもいう。
    1. [初出の実例]「みどもが大名になったらば、なんぢをは馬にのせうぞ。のりつけぬ馬にのせたらばおつる事があらふ程に馬にのるまでは牛にのせう」(出典:虎明本狂言・入間川(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む