馬賊の唄(読み)バゾクノウタ

デジタル大辞泉 「馬賊の唄」の意味・読み・例文・類語

ばぞくのうた【馬賊の唄】

池田芙蓉(国文学者池田亀鑑筆名)による少年小説。児童向け雑誌「日本少年」に大正14年(1925)から連載を開始した冒険活劇。連載は断続的に昭和5年(1930)まで続いた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の馬賊の唄の言及

【馬賊】より

…日本は日露戦争で親日馬賊としての満州義軍を利用したが,その後も,特務機関員を馬賊の頭目にしたてあげるなど,大陸侵略の正面舞台となった満蒙の地においていろいろな方法で彼らを利用した。〈ぼくも行くからきみも行け,狭い日本にゃ住みあいた……〉の歌詞で知られる《馬賊の唄》は,日本の青少年の大陸雄飛の夢を侵略的アジア主義の精神でこねあげたものにほかならないが,その活躍の場としては反官の仁俠集団ほど適切なものはなかった。のち,〈満州国〉ができると,日本は反官の集団を不用として徹底的に討伐した。…

※「馬賊の唄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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