駒板新田横穴群(読み)こまいたしんでんよこあなぐん

日本歴史地名大系 「駒板新田横穴群」の解説

駒板新田横穴群
こまいたしんでんよこあなぐん

[現在地名]河東町金田 大作堰上

会津盆地東縁山地が枝状に延びた標高三一〇メートルの丘陵東斜面に立地する。昭和六三年(一九八八)磐越自動車道建設に伴い発掘調査が実施された。横穴群は重複することなく造営され、丘陵上には推定八〇基ほど存在し、うち二九基が調査された。横穴墓は墓前域・羨道部・玄門部・玄室という構造になっており、玄室の多くは平面形が羽子板形、立面形がアーチ形を呈し、羨道部には石積みがみられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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