高柳光壽(読み)たかやなぎみつとし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「高柳光壽」の意味・わかりやすい解説

高柳光壽
たかやなぎみつとし
(1892―1969)

歴史学者。文学博士。明治25年3月11日浜松市に生まれる。1914年(大正3)国学院大学国史科卒業。16年帝国大学文科大学史料編纂(へんさん)掛に奉職、26年東京帝国大学史料編纂官に任ぜられ、国学院大学教授、大正大学教授を兼任。52年(昭和27)3月史料編纂官を辞したのち、ふたたび国学院大学教授となる。とくに中世史近世史造詣(ぞうけい)が深く、静岡県史・鎌倉市史などの編纂主任を務め、また日本歴史学会を創立し、初代会長として活躍した。『日本歴史』はその機関誌である。著書に『足利尊氏(あしかがたかうじ)』『明智光秀(あけちみつひで)』、主要論文集に『高柳光壽史学論文集』(上下)などがある。

[黒川高明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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