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鬼剣舞

デジタル大辞泉プラスの解説

鬼剣舞

岩手県北上地方に伝わる民俗芸能。正式には念仏剣舞といい、面をつけて踊る勇壮な舞が特徴。岩崎・朴ノ木沢・川西・滑田の4地区の鬼剣舞が、1993年に国の重要無形民俗文化財に指定されている。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

鬼剣舞

北上市周辺で伝承されている民俗芸能。念仏を唱えながら舞う念仏踊りの一つ。いかめしい憤怒の面をつけて踊ることから鬼剣舞と呼ばれるが、鬼ではなく仏の化身で、面には角が無い。「けんばい」の語源は陰陽師や修験者(山伏)が用いる呪術の「反閇(へんばい)」と考えられ、鬼剣舞は念仏で人々を救い、反閇で悪い者を踏み鎮めて邪気を払っているという。北上市内では岩崎と滑田(なめしだ)の両保存会が、国の重要無形民俗文化財としての鬼剣舞の保護団体に指定されている。演目は「一番庭」や「刀剣舞」など18種類ある。

(2015-10-30 朝日新聞 朝刊 岩手全県・1地方)

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世界大百科事典内の鬼剣舞の言及

【剣舞】より

…そのなかで悪魔外道を払うために剣を振るう所作が鮮烈なために剣舞と書かれるようになったとみられるが,その扮装や踊りの構成は土地によって異同がある。《岩手県民俗芸能誌》(森口多里著)は県内の剣舞を(1)大念仏系,(2)阿修羅踊系に分けるが,(1)は大笠をいただく者を中心に大勢の踊り手が異なる採物(とりもの)を持って念仏踊を踊るもの,(2)は武者などいかめしい姿の踊り手が,一曲一曲採物を持ち替えて荒々しく踊るもので,仮面を特につけるものを鬼剣舞などとよぶ。【西角井 正大】。…

※「鬼剣舞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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