鬼飲み(読み)オニノミ

デジタル大辞泉 「鬼飲み」の意味・読み・例文・類語

おに‐のみ【鬼飲み】

酒や湯茶毒味。→鬼食おにく
「杯をはじむるに―といふ事あり」〈御傘・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鬼飲みの言及

【毒味】より

…また,元日の屠蘇(とそ)を進めるにあたっては未婚の少女の中から選ばれた薬子(くすりこ∥くすこ)が試飲の役にあたった。中世には武家にもこの風がとり入れられ,試飲,試食を〈鬼〉〈鬼食い〉〈鬼飲み〉といい,それを行うことを〈鬼をする〉と呼んだ。《今川大双紙》には,貴人の前で飯の鬼をする場合,飯わんのふたをとり,盛られた飯の上の部分ではなく,左側をとるものだという作法が説かれている。…

※「鬼飲み」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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