日本歴史地名大系 「魚沼村」の解説 魚沼村うおぬまむら 埼玉県:北葛飾郡松伏町魚沼村[現在地名]松伏町魚沼筑比地(ついひじ)村の西に位置する。南西の大川戸(おおかわど)村境を庄内古(しようないふる)川が南流する。「吾妻鏡」(吉川本)承久三年(一二二一)六月一八日条に宇治川の合戦で負傷した魚沼工藤三郎がみえ、当地には魚沼氏の居館跡があったというが、つまびらかではない。正和五年(一三一六)一一月一〇日の弘円寄進状(熊野神社文書)に、下河戸(しもこうべ)庄下方大河戸(おおかわど)にある熊野権現などに寄進された田として「田弐段花満作 大魚沼」とあるが、検討を要する文書という。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by