魯王墓石人(読み)ろおうぼせきじん(その他表記)Lu-wang-mu-shi-ren

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「魯王墓石人」の意味・わかりやすい解説

魯王墓石人
ろおうぼせきじん
Lu-wang-mu-shi-ren

中国,山東省曲阜孔子廟にある2体の石人彫刻。もとは曲阜の南東 2.5kmの魯王墓の前にあったという。石灰岩製で,1つは戟 (げき) を持って立ち (高さ 2.3m) ,別の1つは手を組み剣を着けて立つ (高さ 2.5m) 。後漢末の作品とされている。中国における仏像以前の貴重な石彫遺品。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android