鮟鱇烏(読み)あんごうがらす

精選版 日本国語大辞典 「鮟鱇烏」の意味・読み・例文・類語

あんごう‐がらすアンガウ‥【鮟鱇烏・鮟鱇鴉】

  1. 〘 名詞 〙 ( アンコウのように、口をあいているというところから )
  2. ぼんやりと口をあいているカラスあんごがらす。ばかがらす。
    1. [初出の実例]「むれゐつつ何やらかやらせせり鷺 あんこう烏うかれてぞ啼」(出典:俳諧・若狐(1652)三)
  3. 大きく口をあいてぼんやりしている人をののしっていう。あんこう。あんごがらす。
    1. [初出の実例]「妹聟に出しぬかれ、あんがふ烏(カラス)のあげらほん、口ばかり開いても居られず」(出典浄瑠璃・諸葛孔明鼎軍談(1724)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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