鵼鳥の(読み)ヌエドリノ

デジタル大辞泉 「鵼鳥の」の意味・読み・例文・類語

ぬえどり‐の【×鵼鳥の】

[枕]鵼鳥がもの悲しく、人を恋い慕うように鳴くところから、「のどよふ」「うらく」「片恋」に掛かる。
「―うら嘆けしつつ」〈・三九七八〉

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精選版 日本国語大辞典 「鵼鳥の」の意味・読み・例文・類語

ぬえどり‐の【&JISEFDD;鳥の】

  1. 鵼の鳴き声が悲しげに聞こえるところから、「うら歎(な)く」「のどよふ」「片恋ひ」にかかる。
    1. [初出の実例]「宿兄鳥之(ぬえどりの) 片恋ひ夫(づま) 朝鳥の 通はす君が」(出典万葉集(8C後)二・一九六)

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