片恋(読み)カタコイ

デジタル大辞泉 「片恋」の意味・読み・例文・類語

かた‐こい〔‐こひ〕【片恋】

一方だけが恋い慕うこと。片思い
[補説]書名別項。→片恋
[類語]恋愛愛恋あいれん恋情れんじょう恋慕れんぼ思慕しぼ眷恋けんれん色恋いろこい慕情ぼじょう恋心初恋狂恋悲恋片思い岡惚れ横恋慕失恋ラブアムールアモーレロマンス

かたこい【片恋】[書名]

二葉亭四迷翻訳小説。明治29年(1896)刊。ツルゲーネフ中編「アーシヤ」(1858年作)が原作

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精選版 日本国語大辞典 「片恋」の意味・読み・例文・類語

かた‐こい‥こひ【片恋】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 一方の側からだけ異性を恋しく思うこと。自分を思ってくれない人を恋すること。一方的な恋。片思い。⇔諸恋(もろごい)
    1. [初出の実例]「旅にして君しもつぎて夢(いめ)に見ゆ吾(あ)が加多孤悲(カタコヒ)の繁(しげ)ければかも」(出典万葉集(8C後)一七・三九二九)
  2. [ 2 ] 翻訳小説。二葉亭四迷訳。明治二九年(一八九六)刊。原作はツルゲーネフの「アーシャ」。

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