鶴沢清八(読み)ツルザワ セイハチ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「鶴沢清八」の解説

鶴沢 清八(2代目)
ツルザワ セイハチ


職業
義太夫節三味線方(文楽)

肩書
重要無形文化財保持者〔昭和30年〕

本名
奥田 徳松

別名
前名=鶴沢 鶴太郎(4代目),鶴沢 叶(4代目)

生年月日
明治12年 3月11日

出生地
大阪

経歴
幼少から三味線をひき、明治23年3代目鶴沢鶴太郎に入門し、2代目鶴五郎を名乗って御霊文楽座で初舞台をふむ。32年4代目鶴太郎、大正2年4代目叶、昭和17年2代目清八を襲名する。23年の2派分裂に際しては因会に属し、三味線筆頭の位置にあり、4代目竹本大隅太夫の相三味線をつとめた。大隅没後はワキにまわって、道行トメなどに座った。

没年月日
昭和45年 1月16日 (1970年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「鶴沢清八」の解説

鶴沢 清八(2代目)
ツルザワ セイハチ

明治〜昭和期の義太夫節三味線方(文楽)



生年
明治12(1879)年3月11日

没年
昭和45(1970)年1月16日

出生地
大阪

本名
奥田 徳松

別名
前名=鶴沢 鶴太郎(4代目),鶴沢 叶(4代目)

経歴
幼少から三味線をひき、明治23年3代目鶴沢鶴太郎に入門し、2代目鶴五郎を名のって御霊文楽座で初舞台をふむ。32年4代目鶴太郎、大正2年4代目叶、昭和17年2代目清八を襲名する。23年の2派分裂に際しては因会に属し、三味線筆頭の位置にあり、4代目竹本大隅太夫の相三味線を務めた。大隅没後はワキにまわって、道行のトメなどに座った。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鶴沢清八」の解説

鶴沢清八(2代) つるざわ-せいはち

1879-1970 明治-昭和時代の浄瑠璃(じょうるり)三味線方。
明治12年3月11日生まれ。3代鶴沢清六の門人。昭和17年2代清八を襲名する。23年の文楽2派分裂では因(ちなみ)会に所属し,26年から三味線筆頭の地位にあった。34年引退。昭和45年1月16日死去。90歳。大阪出身。本名は奥田徳松。初名は鶴沢鶴五郎(2代)。前名は鶴沢鶴太郎(4代),鶴沢叶(かのう)(4代)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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