因会(読み)ちなみかい

改訂新版 世界大百科事典 「因会」の意味・わかりやすい解説

因会 (ちなみかい)

人形浄瑠璃の文楽が2派に分裂していた時代の一派の名称。1949年,文楽座員の労働組合結成に起因して組合派と非組合派が対立,組合派は〈三和(みつわ)会〉として松竹を離脱した。松竹に残ったのは櫓下の豊竹山城少掾(やましろのしようじよう)以下,4世鶴沢清六,吉田文五郎らで因会と称した。文楽座を拠点に興行を続けたが,山城少掾をはじめ中心の人たちの引退や死去で経営不振に陥り,63年に松竹が放棄を宣言,これが契機となって両派合同,文楽協会設立となった。
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