因会(読み)ちなみかい

改訂新版 世界大百科事典 「因会」の意味・わかりやすい解説

因会 (ちなみかい)

人形浄瑠璃文楽が2派に分裂していた時代の一派の名称。1949年,文楽座員の労働組合結成に起因して組合派と非組合派が対立,組合派は〈三和(みつわ)会〉として松竹を離脱した。松竹に残ったのは櫓下豊竹山城少掾(やましろのしようじよう)以下,4世鶴沢清六吉田文五郎らで因会と称した。文楽座を拠点に興行を続けたが,山城少掾をはじめ中心の人たちの引退死去で経営不振に陥り,63年に松竹が放棄を宣言,これが契機となって両派合同,文楽協会設立となった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 三和 山田

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む