黄頭回鶻(読み)こうとうかいこつ(英語表記)Huang-tou hui-hu; Huang-t`ou hui-hu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黄頭回鶻」の意味・わかりやすい解説

黄頭回鶻
こうとうかいこつ
Huang-tou hui-hu; Huang-t`ou hui-hu

中国北西部のチュルク系種族。宋代の史料にみえ,11~12世紀に甘粛からツァイダム (柴達木) あたりにいた。黄頭回鶻はサリ・ウイグルの訳で「黄頭」の意。元代の史料には撒里畏吾 (サリ・ウイグル) と記されている。古代ウイグル国家が滅亡したとき,甘粛地方に移った者の子孫であろう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android