黒川久(読み)クロカワ ヒサシ

20世紀日本人名事典 「黒川久」の解説

黒川 久
クロカワ ヒサシ

昭和期の実業家 元・三菱油化社長。



生年
明治44(1911)年1月6日

没年
平成2(1990)年1月12日

出生地
東京都

学歴〔年〕
東京帝国大学経済学部〔昭和7年〕卒

主な受賞名〔年〕
勲二等旭日重光章〔昭和56年〕

経歴
昭和7年三菱銀行に入行し、ロンドン駐在をはじめ国際銀行業務に携わる。終戦後大蔵省にGHQとの渉外嘱託で入る。24年三菱銀行に戻り、42年専務。45年三菱油化に転じ副社長、47年社長、56年会長を歴任し、63年3月相談役に退く。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「黒川久」の解説

黒川久 くろかわ-ひさし

1911-1990 昭和時代経営者
明治44年1月6日生まれ。昭和7年三菱銀行にはいり,長崎支店長などをへて42年専務。松沢卓二らとともに金融界三羽烏(さんばがらす)とよばれた。45年三菱油化副社長に転じ,翌年三菱油化薬品社長を兼任。47年三菱油化社長となった。平成2年1月12日死去。79歳。東京出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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