…77年にフランス人のボードJ.M.E.Baudot(1845‐1903)が5単位印刷電信符号を発明し,1910年にアメリカのウェスタン・エレクトリック社が調歩式印刷電信機を発明するに及んで印刷電信の発展期を迎えた。日本では27年にアメリカのクラインシュミット社製の6単位和文印刷電信機が東京~大阪間の通信に使われたが,国産では36年に黒沢貞次郎が初めてテープ式の印刷電信機を製造した。また,制度的には52年に専用電信が,56年にテレックス(加入電信)のサービスが法律化され,官庁,会社,旅館などで簡便な記録通信の手段として広く使われるに至った。…
※「黒沢貞次郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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