包泣(読み)つつみなき

精選版 日本国語大辞典 「包泣」の意味・読み・例文・類語

つつみ‐なき【包泣】

  1. 〘 名詞 〙 声をしのばせて泣くこと。しのびなき。
    1. [初出の実例]「なきごゑを、よそに立じと袖をかみ、くひしばりたるつつみなき、わりなくも又あはれ也」(出典:浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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