立ち木売り(読み)たちきうり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「立ち木売り」の意味・わかりやすい解説

立ち木売り
たちきうり

山林所有者,育林業者が林木をみずから伐採せずに立ち木のまま売却すること。日本の用材生産量のうち 60~70%は立ち木売りで,残りが素材販売となっている。製材工業の原木価格の 70~80%は立ち木価格が占めている。立ち木売りは薪炭材の場合は最も一般的な取引形態であるが,ほかに果樹林の場合にもみられ,この場合は畑売りともいわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android