草葉の玉(読み)クサバノタマ

デジタル大辞泉 「草葉の玉」の意味・読み・例文・類語

くさば‐の‐たま【草葉の玉】

草の葉に置く露。
「おきてみば袖のみ濡れていとどしく―の数やまさらむ」〈新古今・恋三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「草葉の玉」の意味・読み・例文・類語

くさば【草葉】 の 玉(たま)

  1. 草の葉に置いた露を玉に見たてた語。草に置いた露。
    1. [初出の実例]「おきて見ば袖のみ濡れていたづらのくさはのたまの数(かず)やまさらむ」(出典:実方集(998頃))

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