12角の石(読み)じゅうにかくのいし

世界の観光地名がわかる事典 「12角の石」の解説

じゅうにかくのいし【12角の石】

ペルーの古都クスコにある石材建築。アトゥンルミヨク通り沿いの壁の中央あたり、宗教芸術博物館を支えるインカ礎石(そせき)の中にあり、ほかの石と比べるとひと回り大きい。インカの石材建築は、「カミソリの刃1枚さえ通さない」といわれているが、通常は四角いものを、複雑な12角に積み上げ、寸分の狂いもなく接合させている。◇「クスコ」はケチュア語で「ヘソ」という意味。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android