CDO(読み)CDO/しーでぃーおー(英語表記)Collateralized Debt Obligation

知恵蔵「CDO」の解説

CDO

資産担保証券債券やローン債権などの資産を担保として発行される証券化商品の1つ。債券やローン債権などの所有者がこれをSPV(特別目的事業体)に譲渡し、この資産の信託受益権等で資金調達を行う仕組み。優先権のあるシニア債あるいはメザニン債と呼ばれる部分については高い格付けがなされ、機関投資家が活発に投資している。劣後する部分はリスクが高くなる代わりに利回りも高くなる。しかし、資産が担保であるため、これが毀損(きそん)した場合には、高格付け部分も簡単にデフォルトを起こすリスクがある。2007年に米国で起こったサブプライムローン問題では、担保となっていたローン債権が破綻(はたん)したことから、高格付けとして運用されていたCDOも毀損し、世界中の多くの金融機関が巨額の損失を計上する結果となった。1980年代以降、機関投資家の運用対象としてもてはやされてきたが、担保資産の不透明さや流動性の低さなどのリスクが改めて認識されている。

(熊井泰明 証券アナリスト / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉「CDO」の解説

シー‐ディー‐オー【CDO】[collateralized debt obligation]

collateralized debt obligation》⇒債務担保証券

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のCDOの言及

【カドミウム鉱物】より

…カドミウムを含む鉱物の総称。硫カドミウム鉱greenockite CdS,酸化カドミウム鉱monteponite CdO,オタバイトotavite CdCO3,セレンカドミウム鉱cadmoselite CdSeなどがあるが,硫カドミウム鉱以外の産出はまれで,重要でない。硫カドミウム鉱は六方晶系に属するが,異極半面像の結晶をなすことはまれで,ふつう樹脂状光沢の黄色を呈し,粉状または土状被膜として産する。…

※「CDO」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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