Regency(英語表記)Regency

世界大百科事典(旧版)内のRegencyの言及

【摂政】より

… イギリスでもノルマン朝のころから王の不在中に大司法官が摂政を務めた例は多く,近世ではもっぱら議会の法令によって決定された。しかしイギリス史で〈摂政時代Regency〉というと,ジョージ3世が脳病を患い皇太子(のちのジョージ4世)が摂政となった時期(1811‐20)を指す。ナポレオン戦争の末期で,ラッダイト運動,ピータールーの虐殺事件などが起こった時代である。…

【ハノーバー朝】より

…しかし,フランス革命が過激化して,イギリス国内に反革命の気運が強まると,ピット自身も保守化した。晩年,王は病に侵され,皇太子によるいわゆる〈摂政政治Regency〉に移行した(1811)。したがって,ナポレオン戦争からウィーン会議に至る重要な外交問題は,ほとんど〈摂政政治〉の下で処理された。…

※「Regency」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」