SOV 型(読み)えすおーぶいがた

世界大百科事典(旧版)内のSOV 型の言及

【日本語】より

…こうした敬語法は東洋のモンスーン地帯に発達していて,朝鮮を除く大陸の諸言語には見られない現象である。
[文法――統語面]
 いま主語subjectをS,目的語objectをO,動詞verbをVとして種々の言語の語順を示せば,例えばアラビア語は動詞が文頭に立つのでVSO型(例:taqru’u al‐bintu kitāban.〈読んでいる・少女が・本を〉)とされ,また例えば英語や中国語のように動詞が主語と目的語の間にくるものはSVO型(例:the girl・is reading・a book.〈少女が・読んでいる・本を〉),そして日本語は動詞が文末にくるのでSOV型に属する。SOV型言語は,日本語,朝鮮語,モンゴル諸語,チュルク諸語,ツングース諸語のように,北ユーラシアから日本列島へと分布している。…

※「SOV 型」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」