Sedna(その他表記)Sedna

世界大百科事典(旧版)内のSednaの言及

【イヌ(犬)】より

…この犬たちは,ヤマの館へいく死者たちが通る道の番をしており,死者たちはその場所を全速力で通り抜けねばならぬとも,ヤマの使者として人間界にやってきては,死期のきた人を主人のもとへ連れていくともいわれている。 エスキモーによって,〈海獣たちの母〉としてあがめられている大女神のセドナSednaも,犬とすこぶる結びつきが深い。神話によれば,彼女はもとは人間の娘で,父と2人だけで暮らしていたが,父にどんなに勧められても人間の夫との結婚を拒否し続け,しまいに雄犬と結婚して,父と別れて小島にすみ,たくさんの子を生んだが,そのあるものは犬で,あるものは人間だった。…

【海神】より

…海の最高神として知られるギリシアのポセイドンなどは,嵐を起こしたり鎮めたり,海戦を有利に導くとされるから,漁業神としてよりも航海神,戦神としての性格が強い。イグルリク・エスキモーは海の諸動物を統治する女神セドナSednaが彼らの生存を支えてくれていると信じている。セドナが立腹すると漁獲物が極端に減少し,生存が危機にさらされる。…

※「Sedna」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android