世界大百科事典(旧版)内のTYK 式無線電話機の言及
【無線通信】より
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[無線通信の技術的発達]
無線通信は電波の発生を火花放電またはアーク放電によった初期では,おもに固定通信のほか,海上における遭難や安全確認のための通信に用いられた。日本では1912年に逓信省技師の鳥潟右一らがTYK式無線電話機を発明し,16年三重県鳥羽~神島,答志島間にこれを用いて公衆通信業務を開設したが,これが日本における最初の公衆無線通信である。 一方,電子管の発明によって信号の増幅や発振などの無線回路技術が飛躍的に発展し,長波帯から中波,短波帯の周波数を利用することができるようになった。…
※「TYK 式無線電話機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」