横山英太郎(読み)ヨコヤマ エイタロウ

20世紀日本人名事典 「横山英太郎」の解説

横山 英太郎
ヨコヤマ エイタロウ

明治〜昭和期の電気工学者 電波物理研究所長。



生年
明治16(1883)年7月

没年
昭和41(1966)年6月13日

出生地
福井県

学歴〔年〕
東京帝国大学電気工学科〔明治41年〕卒

経歴
逓信省電気試験所に勤め、技師、第4部長となった。明治45年には鳥潟右一らと「TYK式無線電話機」を発明、大正3年鳥羽―神島―答志島間の無線電話として実用化された。無線電話機完成後、約1年半欧米に留学。昭和6年退官。その後日本無線(株)に入り取締役、国際電気通信常務、研究所長を経て、17年電波物理研究所長となった。電波監理審議会委員も務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「横山英太郎」の解説

横山英太郎 よこやま-えいたろう

1883-1966 明治-昭和時代の電気工学者。
明治16年7月生まれ。逓信省電気試験所にはいり,大正元年鳥潟右一(とりがた-ういち),北村政治郎とTYK式無線電話機を発明した。のち日本無線取締役,国際電気通信常務,同研究所長をへて,昭和17年電波物理研究所長となる。大正5年学士院賞。昭和41年6月13日死去。82歳。福井県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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