世界大百科事典(旧版)内のVulcanusの言及
【火山】より
…エトナ山(ギリシア名アイトネ)そのものの名も,ヘファイストスの妻とされるシチリアのニンフ,アイトネAitnēに由来している。ヘファイストスはローマの火の神ウルカヌスVulcanusと同一視され,このウルカヌスが火山を意味する英語volcanoやフランス語volcanの語源となった。一方,火山から噴出する溶岩や火山弾は,しばしば怪物や巨蛇のイメージを生み,ギリシア神話においては,目から火を放ち燃える岩を投げつける怪物テュフォンとして結実した。…
【ヘファイストス】より
…ギリシア神話の火と鍛冶の神。ローマ神話のウルカヌスVulcanus(英語ではバルカンVulcan)にあたる。ホメロスによれば,ゼウスとその妃ヘラの子。…
※「Vulcanus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」