世界大百科事典(旧版)内のahiṃsāの言及
【非暴力】より
…彼が南アフリカでインド人の人権擁護のための政治運動の理念として案出した〈サティヤーグラハ(真理の把捉)〉に起源を有する。この非暴力の原語はアヒンサーahiṃsāであるが,これは元来,古代のベーダの祭りの重要な要素として家畜を殺害すること(ヒンサー)に対して,輪廻とそこからの解脱を唱える人々によって強調された大きな徳目で,あらゆる生物を傷つけたり殺したりしないことを意味する。例えば,仏教やジャイナ教では,五戒の一つとして数えられている。…
※「ahiṃsā」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」