世界大百科事典(旧版)内のAnschauungの言及
【直観】より
…日本に初めて西洋の思想が紹介される際,intuition(英語,フランス語)の訳語には初め〈直覚〉が当てられていたが(例えば,西周《心理学》,1875‐79),それがしだいに〈直観〉にとって代わられ,今日に至っている。intuitionは,〈凝視する〉とか,ときには〈瞑想する〉といった意味を有するラテン語intueriに由来し,一般に直接的知識を意味するが,ドイツ語のAnschauungも,事物への接近・接触などを表す接頭辞anと,意志的な見る行為を意味するschauenとからなり,やはり同様の知のあり方を意味する。日本語の〈直観〉も,それらの訳語として,総じて推理(推論)や伝聞によらない直接知を指す。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」