世界大百科事典(旧版)内のBaieraの言及
【イチョウ】より
…これは二叉分枝して1本の葉脈をもった細い線形の葉と,羽状に分枝し木の枝の先端に1個の胚珠をつける大胞子葉が対をなして生えていた。中生代に入ると線形の葉が癒合をくりかえし,数本の平行脈をもった帯状またはへら状の葉(バイエラBaiera,ギンゴイテスGinkgoites)をへて,しだいにイチョウのような扇形の葉に移行し,二叉分枝した葉から扇形の葉にいたる進化過程を見ることができる。またしばしばイチョウの雌花が分枝し,多数の胚珠をつけることがあるのも先祖返り現象と見られている。…
※「Baiera」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」