世界大百科事典(旧版)内のbarīdの言及
【駅伝制】より
…帝国の分裂,西ローマ帝国の滅亡後,中世のヨーロッパ世界にはローマ帝国時代にみられた規模の駅伝制を生むことはなかった。【長谷川 博隆】
[イスラム社会]
イスラム社会の駅伝制はバリードbarīdと呼ばれる。ウマイヤ朝の初代カリフ,ムアーウィヤ1世(在位661‐680)がササン朝ペルシアやビザンティン帝国の駅伝制を踏襲し,第2次内乱(683‐692)を平定した第5代カリフ,アブド・アルマリク(在位685‐705)はこれを組織化して帝国統治のかなめとした。…
※「barīd」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」