BSP試験(読み)ビーエスピーしけん(その他表記)Bromsulphalein test

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「BSP試験」の意味・わかりやすい解説

BSP試験
ビーエスピーしけん
Bromsulphalein test

肝機能検査法の一つ。検査用試薬のブロムサルファレン BSPを静脈内に注射すると,健康な人ならば,すみやかに肝臓から胆汁に排泄されるので,その血液中からの排泄速度によって肝機能の一部が測定できる。臨床検査では,体重 1kgあたり 5mgを注射し,30分後の血清中に5%以上含まれているものを肝障害と判定する。ときに副作用として,局所の発赤,アレルギー反応,ショックなどが起るため,使用には十分注意が必要。最近では,ICG (インドシアングリーン) 法が一般的になっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 肝機能検査法

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む