世界大百科事典(旧版)内のcalcitoninの言及
【内分泌腺】より
…哺乳類ではC‐細胞といって,甲状腺の濾胞細胞の間あるいは濾胞間に散在するが,哺乳類以外の脊椎動物では1対あるいは1個となって存在する。ともにカルシトニンcalcitoninを分泌する。円口類には存在しない。…
【副甲状腺】より
…すなわち,骨からのCaやPなどの塩類の溶出を促進するとともに,腎臓でのビタミンD活性化の促進により腸管からのCaとPの吸収を増加し,さらに,腎尿細管でのCaの再吸収促進とPの再吸収抑制を行うのである。なお,このホルモンの分泌は,カルシウムイオンCa2+濃度低下により亢進するが,これと拮抗するものに,甲状腺濾胞傍細胞から分泌されるカルシトニンcalcitonin(チロカルシトニンともいい,32個のアミノ酸からなる)があり,これには血中Ca2+降下作用がある。
[副甲状腺の異常]
副甲状腺の機能の異常によりCaとPの代謝異常が起こる。…
※「calcitonin」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」