世界大百科事典(旧版)内のcartésienの言及
【デカルト】より
…フランスの哲学者,科学者。ラテン名はレナトゥス・カルテシウスRenatus Cartesiusで,例えばデカルト学派・デカルト主義者をフランス語でカルテジアンcartésienと呼ぶのはこれによる。精神と物質の徹底した二元論,機械論的自然観などによって近代科学の理論的枠組を最初に確立した思想家として,あるいはあらゆる不合理を批判検討することを教えた〈理性〉による解放者として,あるいはまた〈コギト(思惟,意識)〉の哲学の創始者として以後の思想に大きな影響を与え,しばしば〈近代哲学の父〉と呼ばれる。…
※「cartésien」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」