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食欲不振

栄養・生化学辞典の解説

食欲不振

 食欲が起こらないか,異常に少ない症状.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

食の医学館の解説

しょくよくふしん【食欲不振】

《どんな病気か?》


 食欲不振とは、食べものを食べたいという意欲が起きない状態をいいます。食欲を調整しているのは、脳の視床下部(ししょうかぶ)にある食欲中枢(ちゅうすう)です。ストレス、神経症、高血圧、脳障害などがあると、この調整機能がうまくいかなくなり、食欲が低下します。また夏バテや運動不足、不規則な生活、睡眠不足、肉体疲労、胃腸の調子が悪いときやかぜで熱があるとき、胃炎や腎臓病(じんぞうびょう)など消化器に疾患がある場合にも食欲不振が起こります。

《関連する食品》


〈疲れをとり食欲を増進させるビタミンB1
○栄養成分としての働き
 ストレスや疲労、かぜぎみなどの体調不良が原因で食欲がないときは、ビタミンB1をとりましょう。豚肉、レバーなどに多く含まれるビタミンB1には、精神を安定させ、筋肉の疲労をいやす作用があるほか、胃腸の働きを活発にし、食欲を増進させます。
 また、ナイアシンやビタミンB12が不足すると食欲不振をまねくので、これらビタミンB群も合わせてとりましょう。ナイアシンは、カツオ、鶏ささみなどに、ビタミンB12はアサリ、カキなどに多く含まれています。
 また疲労回復に役立つビタミンCを多く含むレモンや温州ミカンなどの柑橘類(かんきつるい)を食べるのもいいでしょう。
 料理の味付けは、やや濃い目にすると、胃液の分泌(ぶんぴつ)が高まり食欲がわいてきます。またネバネバした食品に含まれる成分には、精力増強効果があります。
○漢方的な働きから
 漢方ではショウガ、ダイコンに胃腸強壮効果があるとされています。

出典 小学館食の医学館について 情報

世界大百科事典内の食欲不振の言及

【食欲】より

飢え【小野 武年】
【食欲の異常】
 食欲の異常は中枢の破壊によって生じるが,通常みられる食欲の異常は他の原因に基づくものが多い。食欲の異常は量的異常(食欲不振と食欲亢進)と質的異常(異食症)とが区別される。食欲不振は胃腸,肝臓,胆道,膵臓などの疾患,発熱など種々の身体疾患にみられるほか,抑鬱(よくうつ)症,神経症,神経性食思不振症などの精神疾患でも認められる。…

※「食欲不振」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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