世界大百科事典(旧版)内のCFR標準エンジンの言及
【オクタン価】より
…熱効率の高い,圧縮比の大きいエンジンにオクタン価の低いガソリンを使用するとノッキングを起こすので,適正なアンチノック性,すなわち適正なオクタン価をもつガソリンを使う必要がある。ガソリンのオクタン価の測定には,CFR標準エンジン(アメリカ材料試験協会で定めたオクタン価測定用のエンジン)を用いるリサーチ法とモーター法,実際の市販自動車を用い走行条件を変えて行う修正ユニオンタウン法と修正ボーダーライン法などがある。ガソリンのオクタン価を評価するための標準燃料としては,イソオクタン(オクタン価100)とn‐ヘプタン(オクタン価0)の混合物が用いられ,あるガソリンがある標準燃料と同一のアンチノック性を示すとき,その標準燃料のイソオクタン含有量(容量%)をもってそのオクタン価とする。…
※「CFR標準エンジン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」