フランス石油(読み)フランスせきゆ

百科事典マイペディア 「フランス石油」の意味・わかりやすい解説

フランス石油[会社]【フランスせきゆ】

略称CFP。第1次大戦の結果フランスの得た旧トルコ石油利権に基づきイラク石油の株式23.75%を保有,利権運営のため1924年設立。1929年には,精製部門としてフランス石油精製会社(CFR)を設立。その後イラク,アブダビ,カタールなど中東諸国のほか,チュニジア,アルジェリア,北西アフリカの旧フランス領でも石油の開発・生産を行った。国際石油資本(国際石油カルテル)に次ぐ地位を占め,〈8番目のメジャー〉とも呼ばれた。1991年,トタルに社名変更。1992年民営化。1999年6月,ベルギーのペトロフィナ社と合併しトタル・フィナと社名変更。同年9月エルフ・アキテーヌと合併し,売上高世界第4位のトタル・フィナ・エルフを設立。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android