外交問題評議会(読み)ガイコウモンダイヒョウギカイ(その他表記)Council on Foreign Relations

デジタル大辞泉 「外交問題評議会」の意味・読み・例文・類語

がいこうもんだい‐ひょうぎかい〔グワイカウモンダイヒヤウギクワイ〕【外交問題評議会】

シー‐エフ‐アール(CFR)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「外交問題評議会」の意味・わかりやすい解説

外交問題評議会
がいこうもんだいひょうぎかい
Council on Foreign Relations

アメリカの外交問題研究機関。第1次世界大戦後,イギリス王立国際問題研究所 (チャタム・ハウス) の姉妹機関として設立された。おもな目的は,アメリカの外交政策にかかわる諸問題についての研究と啓蒙にある。活動は,研究グループによる報告書作成,討論グループによる意見交換,著名人を招いての晩餐会,報道関係者や学界,実業界の専門家へのフェローシップ授与,経営者セミナー開催,地方支部活動などのほか,世界的に知られる『フォーリン・アフェアーズ』 (季刊) や『世界政治ハンドブック』 (年刊) などを刊行している。収入の半分近くは出版物収入で,残余は会員納入金などで占められている。

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百科事典マイペディア 「外交問題評議会」の意味・わかりやすい解説

外交問題評議会【がいこうもんだいひょうぎかい】

アメリカのシンクタンクを中心とする民間組織。1921年設立。ニューヨーク本部を置く。外交問題を扱う国際的な雑誌《フォーリンアフェアーズ》の刊行でも有名。民間の非営利組織だが,民間財団や企業会員の寄付によって財政をまかなう。歴代メンバーに大統領を含む,アメリカ政府高官経験者が超党派で名を連ね,ジョージ・ケナン,ウォルター・リップマン,ヘンリー・キッシンジャーなど外交問題や国際政治を専門とする研究者も会員として加わった。数十名の研究員を擁し,中長期の国際政治や外交問題に関する研究プロジェクトを運営し,アメリカ政府の外交政策に大きな影響を与えてきた。

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