世界大百科事典(旧版)内のChambreの言及
【議会】より
…近代国家において,立法権をもつほか,予算審議権をはじめとする諸権能の行使を通じて国政一般にわたるコントロールを及ぼすことを任務とする合議体で,少なくともその一院については,選挙によって,とくに今日の立憲主義国家では普通選挙によって,議員が選出される。イギリスではParliament,アメリカではCongress,フランスではChambre,ドイツではVolksvertretungという。
【身分代表から国民代表へ】
合議体による政治決定という方式そのものの歴史はきわめて古く,部族社会の民会にまでさかのぼるが,近代議会の成立に重要なかかわりをもつのは中世身分制議会である。…
【宮廷音楽】より
…西洋文化でも,時代によっては,キリスト教音楽が宮廷と強い関連をもっているが,バロック時代の教会,劇場,室内という場所による三つの様式区分が示すように,宮廷音楽としては娯楽性と結びついた室内楽が中心的になる。室内楽の〈室〉(たとえばフランス語のシャンブルchambre)も,もともとは,通常の住宅の一室ではなく,宮殿の中の部屋を示す言葉であった。なお,17世紀までは,オペラも宮廷の催しとして行われていたので,宮廷音楽としての性格が強い。…
※「Chambre」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」