世界大百科事典(旧版)内のCommiphoraの言及
【カンラン(橄欖)】より
…樹脂は香,薬用,油脂原料に用いられる。聖書にも出てくる乳香(にゆうこう),没薬(もつやく)はそれぞれカンラン科ボスウェリア属Boswelliaおよびコンミフォラ属Commiphoraの樹木の樹脂で,古くから祭式の香として用いられた。また木材としても広く利用され,なかでも熱帯西アフリカのオクメAucoumea klaineana Pierre(英名okoume)の材は淡色,軽軟で加工しやすい良材である。…
【没薬】より
…薬名。アラビア南西部山岳地帯の数ヵ所と対岸の東アフリカのソマリアの一定地域に限定されて生育するカンラン科Commiphora属植物の樹皮の樹汁を自然乾固した赤褐色の植物性ゴム樹脂。基原植物によって品質に差があり,アラビア没薬,ソマリア没薬は良質,同じソマリア産でもビサボール没薬は劣る。…
※「Commiphora」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」