世界大百科事典(旧版)内の《Econometrica》の言及
【エコノメトリック・ソサエティ】より
…現在3000人近い会員を擁し,この種の国際学会のなかで最大規模のものの一つとなっている。機関誌は《エコノメトリカEconometrica》(1933創刊)。【宇沢 弘文】。…
【計量経済学】より
…したがって,経済理論と統計資料の有意義な結合をするためには経済統計資料の性質を考慮した統計的分析手法の開発が必要となり,R.フリッシュ,T.ホーベルモ,A.ウォールドらの先駆的研究ののち,数理統計学者の貢献を得て,計量経済学で用いられるべき統計的方法というものが1950年代初めまでにほぼ確立された。 このような歴史的背景のもとに,経済理論と数学と統計学の有意義な結合をめざして,フリッシュの首唱で計量経済学会(エコノメトリック・ソサエティ,機関誌《Econometrica》)という国際的な学会が1930年に創設され,世界の数量的な経済学研究を大きく推進してきた。また36年刊行のケインズ《一般理論》によってマクロ(巨視的)経済理論が確立されたが,そこで用いられる国民所得や消費や投資などの諸概念が,集計的な経済統計資料と容易に対応づけられることになった。…
※「《Econometrica》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」