世界大百科事典(旧版)内のEurypteridaの言及
【ウミサソリ】より
…オオサソリともいう。節足動物広翼目Eurypteridaの化石動物で,体は長く,外皮はキチン質よりなる。頭胸部(前体)はかなり大きく,上面は背甲でおおわれ,各1対の単眼と複眼がある。…
【節足動物】より
…【武田 正倫】
【化石と系統】
もっとも古い節足動物化石は,約7億年前の先カンブリア時代末期(あるいは始カンブリア紀Eocambrianと呼ばれることもある)からすでに知られているが,キチン質や石灰質など硬組織をもつようになったのは,約6億年前のカンブリア紀初期からであり,三葉虫類や三葉形類が代表的である。古生代には,三葉虫類をはじめ,やはり絶滅節足動物である広翼類Eurypteridaや古型貝形虫類であるレペルディシア類Leperditiidaやパレオコパ類Palaeocopaなどが全盛をきわめ,多くの示準化石を輩出している。広翼類はシルル紀からデボン紀にかけておおいに栄え,体長2mを超えるものも出て史上最大の節足動物になった。…
※「Eurypterida」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」