世界大百科事典(旧版)内のGarciniaの言及
【マンゴスチン】より
…熱帯果実の女王とされ,最高の風味を備えるオトギリソウ科の常緑果樹(イラスト)。20mにも達する高木で,葉は長楕円形で対生し,濃緑色。幹や葉を傷つけると黄白色の乳液を出す。果実の外観はカキに似ていて,径5~7cmほど。厚さ約0.5cmの果皮があり,ミカンの袋状に4~8個の白色の果肉が並ぶ。雌雄異株であるが,雄株はほとんどなく,単為結果性であるので,種子は母木と同じ遺伝形質をもつ。マレー半島付近が原産地とされ,熱帯地域の限定された範囲でのみ栽培されているが,結実には季節性があり,一定の時期にしか市場に出荷されない。…
※「Garcinia」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」