世界大百科事典(旧版)内のgefühlsbetonterKomplexの言及
【コンプレクス】より
…しかしながら,コンプレクスという言葉をもっとも強調したのは,ユングである。彼は言語連想テストにおいて,刺激語に対する被検者の反応時間の遅延,連想不能,不自然な連想内容が,彼のいう〈感情の込められた複合体gefühlsbetonter Komplex〉に由来することを明らかにした。例えば〈死〉という刺激語に異常な反応内容と反応時間の遅れとを示した人物が,父親に対して心の底で激しい攻撃感情を抱いており,それは父親の死を願うほどのものであったことがわかった場合のごときである。…
※「gefühlsbetonterKomplex」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」