世界大百科事典(旧版)内のglycocalyxの言及
【細胞】より
… なお,細胞骨格をつくる3種の繊維構造の間にも相互作用があり,細胞全体の構造ならびに機能に対して調節し合っていると考えられる(図)。
【細胞の表面構造】
細胞外液に面している細胞膜表面には,糖鎖が突き出してできる親水性の層glycocalyxがある。糖鎖は各種の単糖の配列の違いによって,生物種や細胞種の違いをよく表している。…
【上皮】より
…上皮細胞において腔に面する側を上部とよび,細胞質の突起である微絨毛(びじゆうもう)をもつことが多い。その表面を糖衣glycocalyxがおおっている。脊椎動物の器官形成において,上皮は神経管の形成など重要な役割を果たし,また上皮と間充織(間葉)の相互作用によってさらに高次な器官分化が導かれる。…
※「glycocalyx」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」